あなたは歯みがきや舌みがきの正しい方法やタイミングを知っていますか?
私は自分の口臭が気になり、歯みがきや舌みがきについて調べました。
きちんと歯や舌を磨けていないと、食べカスや細菌が付着し、口臭や虫歯リスクが高くなります。
歯みがきは歯医者さんでもブラッシング指導を行っているほど大切なことです。
せっかく歯みがきをするなら正しい方法でブラッシングした方がよく、ニオイや歯の健康にメリットが多くなります。
また今舌みがきの習慣がない人が舌みがきをすると、口内の変化を実感するでしょう。
今舌みがきをやっている人は、自分が舌をキズつけない方法で行っているかチェックしてみてください。
さらに歯みがき粉の種類や成分、洗口剤での口臭予防法についても調べたので、自宅で口臭対策したいという人は必見です。
口臭予防に効果的な歯みがきの方法
口臭ケアの基本は歯みがきですが、正しいブラッシング方法を知らない人もいると思います。
歯ブラシの選び方は硬めがいいのか、柔らかめがいいのか悩むし、どんなタイミングで歯を磨くべきか気になるところです。
口臭予防におすすめの歯ブラシ
歯みがきで口臭対策したい人は、歯ブラシ選びにこだわりましょう。
歯ブラシは古くなって毛先が広がったものは使用しないでください。
使い過ぎた歯ブラシは雑菌が繁殖し、歯を磨きにくくするからです。
歯ブラシの交換は1か月に1回が理想的です。
口臭対策におすすめの歯ブラシは、毛が細く、普通か柔らかめの硬さのものです。
普通の硬さの歯ブラシは、口内をキズつけず、適度に汚れを落とせます。
柔らかい歯ブラシは、歯茎に優しく奥歯も磨きやすいメリットがあります。
ただ柔らかい歯ブラシは、洗浄力が弱く毛先が早く消耗する点はデメリットです。
硬い歯ブラシは、洗浄力が強い反面、歯や歯茎をキズつけやすいデメリットがあります。
正しい歯みがきの方法
あなたは毎日の歯みがきを正しくできていますか?
口臭対策につながる歯みがき方法は次の3ステップで行えます。
step
1歯みがき粉を歯ブラシにつける
歯みがき粉は歯ブラシの1/3~1/2程度つけるのが理想です。
初めに歯ブラシを濡らさないでください。
歯ブラシを塗らすと、泡立ちがよくなるため磨きにくく、歯みがきの時間が短くなるからです。
step
2歯みがきをする
歯は1本1本ていねいに20~30回ずつブラッシングします。
歯ブラシの毛先は歯の表面90度にあて、こまかくブラッシングします。
歯ブラシの持ち方は鉛筆の持ち方と一緒で、軽い力で磨きます。
歯と歯茎の隙間は歯ブラシを斜めにあて、歯垢を掻き出します。
step
3お口を水ですすぐ
ブラッシング後は水で1回だけお口をすすぎます。
何度もすすぐと歯みがき粉に含まれる成分を洗い流し過ぎるからです。
歯みがき粉の成分を口内に残し、強い歯や口臭のない状態を目指しましょう。
歯みがきだけで取れない、こまかな部分や隙間の汚れはデンタルフロスや歯間ブラシでケアしてください。
正しい歯みがきの時間
食後すぐに歯みがきする人は多いですが、実は間違っています。
正しい歯みがきのタイミングは食後1時間後以降です。
ご飯を食べた後はすぐ歯みがきをすると、歯にキズをつける可能性があるからです。
食後は食べ物によって酸性に傾いた口内を、唾液が中和しようとする再石灰化が起こります。
唾液は口臭を抑える作用ももつため、食後すぐに歯を磨くと大切な唾液を洗い流すことになるのです。
また朝の歯みがきは起床後すぐより、朝食後がおすすめです。
正しい舌みがきの方法
舌みがきは歯みがきよりも重要性を感じない人もいると思います。
しかし舌みがきをすると、口臭予防となるのでやった方がいいです。
正しい舌みがきの方法で、お口の中を清潔にしましょう。
舌みがきの必要性について
舌みがきは口臭を強める舌苔(ぜったい)の除去効果が望めます。
舌苔は細菌により分解されるとニオイを放ち口臭となります。
舌苔は口内の乾燥や精神的なストレス、加齢などで唾液の出が悪くなるとできやすいです。
舌は通常口内の上部分に触れています。
しかし下あごの位置が低い人や口で息をしている人は、舌が口内上部につかないので、舌苔が残りやすくなるのです。
そのため舌みがきは、口臭ケアに欠かせません。
舌みがきで口臭ケアする方法
舌みがきは正しい方法ですると口臭予防につながり、1日1回起床時にやるのがおすすめです。
鏡に向かって舌を出し、舌苔をチェックします。
舌の上が白くなっている部分に舌苔が付着しています。
舌みがき専用ブラシを浸水させ、喉から手前に向かって舌表面を優しく磨いてください。
ゴシゴシ磨くと舌にキズがつきます。
1回磨くごとにブラシは水で洗います。
舌みがきができない時はマウスウォッシュで口臭対策
朝忙しくて舌を磨けない時は、殺菌成分配合の医薬部外品マウスウォッシュを使うとよいです。
医薬部外品のマウスウォッシュは、口臭の原因となるニオイ菌の殺菌作用が望めます。
マウスウォッシュは舌みがきの後に使用するのもおすすめです。
口臭に効果のある歯みがき粉の成分
歯みがきの仕方は大事ですが、歯みがき粉選びも重要です。
歯みがき粉には基本の成分や、口臭ケアに関する成分などが配合されています。
歯みがき粉に配合されている成分を知れば、効率的な口臭予防が望めます。
歯みがき粉に含まれる成分を知りたい!
歯みがき粉には、化粧品歯磨剤と医薬部外品歯磨剤2タイプ販売されているのを知っていますか?
化粧品の歯みがき粉は、歯を磨く成分や泡立ちをよくする成分がメイン配合されています。
一方医薬部外品の製品には、厚生労働省が認定した有効成分が配合されています。
歯みがき粉のメイン成分一覧
成分 | 期待できる効果 |
研磨剤 | 歯の表面をみがき、ツルっとした歯触りにする |
発泡剤 | 歯みがき粉の泡立ちをよくし磨きやすくする |
保湿剤 | 歯みがき粉のテクスチャをかため粘り気を保つ |
結合剤 | 成分中の液体と固体をまとめやすくする |
防腐剤 | 製品の保存状態をよくし、成分を腐らせないようにする |
香味剤 | 製品に香りをつける(歯みがき粉はスッキリした香料が使用される) |
口臭予防が期待できる歯みがき粉の成分
歯みがき粉を購入する時は、口臭ケア効果が望める成分を選ぶとよいでしょう。
口のニオイケア成分は、殺菌・抗菌作用や消臭作用が望めるものです。
また虫歯や歯周病は口臭の原因となるので、口の病気予防が望める成分もおすすめです。
パッケージの成分を見て自分にぴったりの歯みがき粉を見つけてみてください。
成分 | 期待できる効果 | こんな人におすすめ |
塩酸クロルヘキシジン | ・抗菌作用 (口内細菌から守る) | お口の中の衛生面やニオイが気になる人 |
塩化亜鉛 | ・消臭作用 (口臭菌が発するニオイ物質のVSCを抑制) | 口内は健康だけど、口臭がする人 |
フッ化ナトリウム、 モノフルオロリン酸ナトリウム(フッ素) | ・虫歯予防 (歯を再石灰化させ丈夫にする) | 虫歯で口臭がしやすい人 |
ピロリン酸ナトリウム、 ポリリン酸ナトリウム | ・歯周病予防 (歯垢を歯につけにくくする) | 歯周病による口臭がする人 |
塩化ナトリウム | ・歯周病予防 (歯茎の血行をよくする) | 歯周病による口臭がする人 |
塩化セチルピリジニウム | ・歯肉炎ケア ・抗菌作用 (炎症を抑え、菌の増殖を防ぐ) | 口臭のほか、歯周病や衛生面も気になる人 |
銅クロロフィリンナトリウム | ・消臭 (ニオイ自体やVSCを抑える) | お口の衛生面やニオイが気になる人 |
洗口剤を使って口臭を予防する方法と注意点
洗口剤とは口内の洗浄や消臭効果が望めるアイテムで、薬局やドラッグストアでも色々な種類が販売されています。
洗口剤は口臭予防におすすめですが、正しく使用しないとニオイが悪化する、お口がヒリヒリする恐れがあります。
洗口剤は口臭が気になる人におすすめ!正しい使用法
洗口液は食べカスやニオイ、見えない歯垢や汚れなどの洗浄効果が望めます。
歯ブラシだけで取れにくい汚れに洗口液がおすすめです。
仕事中に歯みがきできない時は洗口液を使用すると簡単にさっぱりします。
洗口液は歯みがきをした後使用します。
化粧品タイプの洗口液は20~30秒すすぎ、医薬部外品は成分の持続力を残すためすすぎは必要ありません。
口臭や乾燥を起こす可能性がある!?洗口剤の注意点
洗口液は手軽に口内を清潔にしますが、アルコール成分が配合されているので乾燥しやすい点はデメリットです。
洗口液で口内がピリピリするのもアルコールが入っているからです。
口内乾燥は口臭を起こす可能性があり、舌や歯茎の炎症につながります。
歯周病になると虫歯リスクも上がります。お口が渇きやすい人は洗口液の使用はおすすめできません。
口臭予防におすすめの洗口剤の選び方
おすすめの洗口液はアルコールフリータイプです。
アルコールは刺激性が強く口内の乾燥や口臭、炎症の原因となるため、成分表を見て入っていないものを選びましょう。
エタノールもアルコールの一種です。
歯みがき・舌みがきで口臭予防をする まとめ
歯みがきは子どもの時から毎日やっていますが、正しいブラッシング方法を知らない人が多いです。
歯みがきは口臭のほか、虫歯や歯周病予防につながるため大切です。
歯間ブラシの使用や舌みがきも行い、こまめに口内を清潔にしましょう。
口臭が気になる人はニオイの原因をつきとめ、歯みがき粉選びにもこだわってみてください。
歯みがき粉は配合成分によって期待できる効果が違います。
またアルコールフリーの洗口剤も口臭予防におすすめです。
口臭が気になる時や歯みがきができない時に洗口剤は重宝します。
お口のニオイや病気が起きると、会話や食事がスムーズにいかずストレスが溜まるので、口内ケアは毎日コツコツ行い症状を悪化させないことが重要です。