津軽弁の日
もうひとつの「津軽弁の日」

第19回を迎えた「津軽弁の日」もおかげさまをもちまして、大盛況で終えることが出来ました。
ここでは、『もうひとつの「津軽弁の日」』と題して、賑やかなステージとはまた別の裏方の様子もご紹介します。

09:00 舞台機材の搬入/舞台セッティング

▲舞台の仕込みはいつ見ても、職人って感じ

意外と順調

舞台機材を搬入して、早速、舞台のセッティング。舞台担当は、弘前舞台さん。
毎年、「津軽弁の日」は、青森市文化会館で開催してきたので、弘前市民会館では初めての開催。少しは手間取るかなと心配しましたけど、準備は順調に進んでいきます。さすが、プロ。

準備が早すぎるんじゃない?って思うかもしれませんが、舞台のセッティングが終わると、音響・照明チェック、リハーサルなど、開場するまでにやらなければいけないことが、たくさんあるんです(泣)。

10:00 準備開始
準備開始
▲今やPCがないと津軽弁の日も困るんです

徐々に戦闘モードに

一部のスタッフは、10:00に会場入りして準備に取りかかります。会館自体の控え室が狭くて、スタッフ用に別棟の大会議室を借りることに。そこにPCとプリンターを持ち込んで事務作業。
実は、入賞者への賞品は、この日に集まってくるので、この場所で梱包して発送。
賞状は、全部手書きです。文面も津軽弁になってます。賞状もこの段階で書いて、額に入れて準備完了。

作業風景
もう、並んでいる
▲あどで、もめねばいいけど

そのころ会場入口では・・・

な、なんと!もう、入口に新聞が・・・。は、はやい・・・(汗)舞台スタッフ以外の一部スタッフが10時に集合した時は無かったのに、10:30にはもうご覧の状態。いくら新聞を貼るだけとはいえ、早朝からありがとうございます。
それにしても、今までの青森市では12時ぐらいから並び始めていたのに、10:30とは早いですね・・・。「弘前さくらまつり」での花見のバンコとりで慣れてるのでしょうか(笑)

14:30 全体ミーティング
全体ミーティングの様子
▲細かい部分を入念にチェック。

現場だけが知っている

ほとんどのスタッフが到着して、出演者も含めた全体ミーティング。予想以上に早くから並んでいるため、気温なども考慮して、早めに会場内へ通すことに変更したり、会場が弘前ということもあり、細かい変更部分も確認。いくら事前に準備を重ねても、やっぱり、当日にならないとわからないことや、トラブルっていっぱいあるんですよね、イベントって。

15:00 リハーサル/会場準備
出演者ミーティング
▲本読みや動きなどのチェックも。

リハーサルは時間との勝負

毎回、リハーサルは開場ギリギリまでかかります。出演者の声質に合わせた音響チェック、三味線やギターのチェック。
特に第1部では、けんずろう、横山秀樹、秋山博子がアシスタントを務めることになり、その段取りを確認。
限られた時間の中で、いいものを見せようと頑張っています。

リハーサル風景
会場も着々と完成に
▲オケピに椅子を並べて1,400席に

着々と進む会場準備

さしあたって、何の大きなトラブルもなく、会場準備は順調。ただ、ミーティングでは、開場が早まりそうな感じだったので、入場者に配る1,400部のパンフレットへのチラシ折込と、チケットもぎりの準備を急ピッチで進めることに。
ロビーには、毎年恒例のデザインりんごが並べられます。このりんごには、出演者の名前や津軽弁の単語が型抜きされているんです。
そして、今年からかっぺいさんのCDや書籍、ゲストの渋谷伯龍さんの書籍を販売するコーナーを新設。

会場準備風景
16:30 開場
1時間早めた開場

1時間前倒し

15時を過ぎた頃から、並ぶ人が多くなってきました。風も強く、寒くなってきたこともあって、当初の17:30開場を1時間早めて16:30に開場することに。といっても、ホール内ではリハーサルがまだ終わっていないため、会館内へとりあえず案内して、ホール入口でまた並んでもらうことに。

@なまてれ
▲お客さんにインタビュー

初めての生中継

お客さんの入場も一段落した17:30頃、今年は、RAB「@なまてれ」が開演前の会場の雰囲気を生中継するということで、テレビカメラが会場に潜入。開演を待っている方にインタビューしたり、出演者の控え室などにも突入して、開演前の舞台裏も少しはお見せ出来たんではないでしょうか。テレビはいつも年末に録画放映はされてるけど、生中継は初めてで、ただでさえ慌ただしいスタッフルームは嵐のような状態になってました(笑)。

@なまてれ @なまてれ番組サイト

17:45 前説
バンコとり
▲なもそう、アワくわねくてもいいのに

バンコとり

毎年、毎年、スタッフが頭を抱えていることがあるんです。それは、「バンコとり」。お客さんの席取りですね。先に並んだ人が、後からくる人のために何席も確保しておくことなんですけれど、地元紙に苦情が投稿された時もあって、スタッフはとても対応に困っていたんです。気持ちは分かるので、常識の範囲であれば、さほど問題はないんですけど、一番困るのは、バンコとったものの、来るはずの友達が違う席に座ってしまったり、来なかったりすると、もう大変。開演直前で、ステージ前のいい席が5〜6席一気に空いてしまったまま本番を迎えてしまったことも(泣)。


▲「こぢ、こぢ」とお客さんを
空いてる席に誘導。

会場に来た人だけが味わえる時間

そこで、3年前から開演前に野坂真理さん、けんずろうさん、横山秀樹さんの3人がステージから「前説」するようになりました。
ステージから空いてる席を見つけたり、お客さんに「空いてるよ」と申告してもらったり、携帯電話や写真撮影等の注意事項を伝えたり、拍手の練習もしたり、お客さんを和ませて、笑いやすい雰囲気づくりも「前説」の重要な役目です。結構、お客さんとの掛け合いも面白くて、この時間だけはテレビ放映やCDでは味わえない時間ですね。
これで、だいぶ席に関する苦情は減り、みなさん、気持ち良く、楽しんでくれてると思います。

18:00 開演/第1部スタート
渋谷伯龍
▲伯龍さんの実家はお茶屋さん。

手話通訳
▲5人交代しながら、「津軽弁の日」を手話
通訳。方言でも大丈夫?

津軽弁の奥深さを改めて認識

第1部のゲストは、渋谷伯龍さん(弘前市)。伯龍さんは、NHKテレビ「ゆうYOU青森・渋谷伯龍のふる里言葉川柳」にも出演中で、方言を研究している方で、川柳作家でもあります。
講演内容は、さまざま津軽弁のおかしさ、ルーツなどをボードを使って紹介。本当は90分の講演内容だそうで、第1部の30分の時間がきたところで終了することに(笑)。
それでも、会場では津軽弁の単語を羅列するだけで、笑いがおこるほどで、改めて津軽弁のもつ豊富な言い回し、ニュアンスなど、その奥深さを再認識させられた講演でした。

方言を手話で!?

「津軽弁の日」では、毎回、手話通訳をお願いしています。手話に方言はないと思うので、通訳内容は、津軽弁を標準語に直して、それを手話で伝えるという作業。とすれば、手話通訳する人の津軽弁力や方言を標準語化する力が必要なんです。いくら、前もって台本を渡しておくとはいえ、アドリブがほとんどを占める「津軽弁の日」を通訳するのは大変でしょうね(笑)。

18:30 第2部スタート
ハプニング!
▲なして、こごサ、こったもの持ってくるン
だして!

ただいま、暴走中。
▲ただいま、暴走中。

ハプニング続出の第2部

 約10分ほどの休憩を挟んで、いよいよ第2部がスタート。第2部では、全国から寄せられた津軽弁の川柳、俳句、短歌、詩、体験記の5部門の入選作品を発表。今年は、なんとカナダからの応募もちらほら。よくよく考えてみると、津軽人が外国に住んでたって別におかしくはないんですけどね・・・。カナダから津軽弁の作品がくるってうのは、どこかまだ違和感がありますね(笑)。
 毎年、この第2部は作品発表するだけで時間いっぱいなのに、出演者の暴走(?)が止まらず、時間があれば読まれる予定の参考作品がカットされたりして、最後まで気が抜けない時間なんです。特に進行の大友さんは、時間を考慮してその瞬間、瞬間で判断しなければならないから、大変でしょうね(笑)。
 発表が、始まったと思ったら、いきなりのハプニングや暴走が(笑)。詳しいことは、ここでは言えませんけど、そのハプニングもきちんとCDに収められていますから、そちらで楽しんでください。

第19回津軽弁の日CDはこちら

21:10 終演
まるめろサービス
▲マルメロってほんとにいいかまりッコだな

まるめろのサービス

もうすぐ、終演のころ、スタッフは会場の出口付近に、大量のマルメロをスタンバイ。高木恭造さんの方言詩集「まるめろ」にちなんで、「津軽弁の日」に来ていただいた方に、マルメロを持って帰ってもらおうというサービスをしています。
このマルメロは、山上農園さんのご好意によるもので、毎年、収穫時期にはスタッフみんなでマルメロ狩りにお邪魔しています。感謝、感謝。

21:30 レセプション
代表挨拶
▲終わった後のビールは最高です。

入賞者の方々との懇親の場

「津軽弁の日」が終わると、会場を移して入賞者の方々と出演者や会員との懇親の場、レセプションが用意されております。代表からの挨拶ではじまり、出演者の挨拶、牧良介賞、高木恭造賞受賞者からコメントをいただき、乾杯。
懇親というより、みなさん、出演者にサインや写真をお願いするだけで、時間が過ぎちゃいますけどね(笑)。
前回から、その日に写した入賞者の写真をすぐにPCにとりこんで、印刷してその日に渡すというサービスもしています。

レセプション風景
良平さんのお誕生日
▲ケーキは女性スタッフが虎視眈々と狙って
います。

ハッピー・バースデイ!

みなさん、知ってました?10月23日は、良平さんの誕生日なんです。ですから、いつもこのレセプション内で、バースデイケーキを用意して、お祝いしています。サプライズな感じでケーキを出すんですけど、最近は「ケーキまだですか?」って良平さん自身が催促するようになってしまっています(笑)

23:00 レセプション終了
5本締め
▲最初の1本目で音が鳴るとやり直し(笑)

最後は5本締め

レセプションも終わりが近づき、最後の締めは、「津軽弁の日」恒例の5本締め。
少し変わっている5本締めなんですよ。何が変わってるかというと、指を1本ずつ増やしながら5本締めをするというところ。だから、最初は、人差し指1本だけで三・三・七と打つので、最初の1本目はほとんど音が聞こえません。それが、2本目、3本目と指の本数も多くなっていくにしたがって、音も大きくなり、最後の5本目では、手のひら全開で打つという趣向です。音が小さくて少しはやる気持ちと、だんだん音が大きくなっていく高揚感、そして最後の全開時にはとても気持ちいい響きになりますね。ぜひ、みなさんもお試しあれ。

来年は区切りの20回目

なんといっても、来年で「津軽弁の日」は20回目を迎えます。この「津軽弁の日」の成人式は、どんな内容になるのか、10月23日をお楽しみに。