津軽弁の日
津軽弁の日って?
津軽弁の日制定にあだって 1988.10.23
牧良介

牧 良介

 「ンだびょん。んでねが。かちゃまし。」 おらンどには、なんたて津軽弁があンずまし。勿論下手な東京弁コも時によって遣えねばまいねし、ほがのどごの人達喋る言葉コも良ばたて、いざどっこいどなれば、やっぱし津軽弁がさっぱどしすのし。
 したンども、なもかもうるめその津軽弁も、遣ねでればだんだネ忘えらさてまて、そのうぢあンずましぐ喋エねぐなったりへば、へっかくの”津軽弁”もあめでまるンた気ァしてやだらあンちこどだ。去年の10月、初雪降って4日後の23日亡ぐなられた方言詩人高木恭造さんの、「まるめろ」の朗読ごと聞いて、えぱだに気持コじゃわめだ人もずンぶいだズごどだ。
 したはでいま、こどげに「津軽弁の日」ズのをこへで、みンなしてその味コ消さねにすべしって、ハンカクセくてもいい、モツケでもいい、面白可笑しく騒いで遊ぶごとにしたのし。 来年も再来年も、これから先ずーとつづげるどォって、今年は思てらのし。

伊奈かっぺい

伊奈かっぺい

 敬老の日だけ、老人問題をとりあげ、勤労感謝の日だけ、勤労に感謝する、そんな風潮はよくないのだ!と、その日だけ、みんなが騒ぐ。
 と言うことは、その日が無かったら、一年中、誰も話題にしないということか。何とかの日が、その日だけ騒ぐ日、というならそれでも良い。 10月23日は「津軽弁の日」と決めた。
 ずうっと騒ぎ続けてきた自分なんか、この日だけ騒ぐのをよそうかと、思うぐらいのもんだけど。今も、これからも、何故10月23日なんだと、問うてくれる人が、いれば良い。